店舗デザインの主役はやっぱりサイン
店舗の顔とも言える「店頭」や、お客様が必ず立ち寄る「レジ周り」。ここに設置されるサイン(看板)は、ブランドの第一印象を決定づける非常に重要な要素です。
今回は「ステンレスミラー下地+発光サイン(LED)」の施工事例をご紹介します。
「他店舗と差別化したい」「空間にインパクトと高級感が欲しい」とお考えのオーナー様は、ぜひ参考にしてください。
どんなサインでも強固な下地作りが重要
美しいサインを設置するためには、実は「見えない部分」の作り込みが最も重要です。今回の施工プロセスを順を追って解説します。
1. 強度と配線スペースを確保するLGS下地
まずは、壁面に段差付きの装飾パネルと発光サインを設置するための土台を作ります。 通常の壁面仕上げとは異なり、内照式サインには以下の条件が求められます。
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照明配線を通すための空間(懐・ふところ)の確保
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重量のあるステンレス素材を安全に固定するための強度
そこで今回は、LGS(軽量鉄骨)を組んで壁内に十分なスペースを確保しつつ、サインを取り付ける位置には鉄板を仕込み、強固な補強を行いました。
2. 今回は下地の段階でデザイン性を高める段差パネルを採用
LGSの骨組みが完成したら、表面に石膏ボードを貼り、塗装仕上げの下準備を行います。
今回はデザイン性を重視し、平坦な壁ではなく「段差(ステップ)のついたパネル形状」を採用しました。この段差パネルは、現場での施工精度を高めるため、事前に正確な寸法を測り、工場で製作したものを使用しています。
ミラー調ステンレス×LEDの相乗効果
サイン文字の内部にはLED照明を仕込んだ「内照式(チャンネル文字)」をつかって視認性を高めています。
そして今回の最大のポイントは、サインの背面(バックパネル)です。 ミラー調(鏡面仕上げ)のステンレス下地を使用することで、LEDの光や店内の景色が複雑に反射し、奥行きと高級感を演出しました。
▲ステンレスの反射とLEDの光が合わさっています
今回のような特殊なサイン施工をご検討の際、一つだけ留意していただきたい点があります。
それは、「事前の計画と設計の重要性」です。
記事内でも触れた通り、重さに耐えられる下地補強や、電源を隠蔽するための配線ルートを工事の初期段階で仕込んでおく必要があります。そのため、壁が出来上がってからの変更や、後付け工事は非常に困難(またはコスト高)になります。
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サインの大きさや重量
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光らせ方(背面発光、正面発光など)
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設置面の素材
これらを事前の入念な打ち合わせで決定し、施工方法やコストを含めてご提案させていただきます。
最適な「サイン×下地」の組み合わせをご提案します
発光サインとこだわりの壁面下地を組み合わせることで、単なる「看板」ではなく、空間全体を彩る「インテリア」へと昇華させることができます。
当社では、デザインの美しさだけでなく、安全性やメンテナンス性も考慮した施工プランをご提案いたします。
「店舗のイメージを一新したい」「こだわりのサインを作りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。お見積りの依頼もお待ちしております。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。