オフィスや店舗などで採用される置床(乾式二重床)は、配線・配管スペースを確保しつつ、空間を立体的に使い自由度を高める床構造です。
今回は、その中でも鋼製束(こうせいづか)を用いた1階フロアでの施工事例をご紹介します。
鋼製束(こうせいづか)とは?
鋼製束は、置床工法における支持部材の一つで、高さ調整ネジ機構と固定ナットが一体化したパイプ状の金属部材です。
1本あたり1トン以上の荷重に耐えることができるため、オフィス家具や什器、設備機器などの重量にも十分対応します。

施工概要 ― 段差解消と設備配線スペースを両立
今回の現場は、ビル全体のリノベーション計画の一環として行われたものです。
元々駐車場として使用されていたスペースを1階の居室に改修する際、大きな段差が生じました。
その段差を解消しつつ、弱電配線や設備配管を通すために、鋼製束を使用した置床工法を採用しています。

床下に広がる約70cmの大空間
今回の置床では、床下高さ約70cmを確保。
人が床下に潜って作業できるほどの空間が広がり、後施工の配線・メンテナンスも容易になりました。
従来の束材(樹脂や木製)では難しい高さ・強度を、鋼製束によって実現しています。

高重量什器も安心の耐荷重性能
施工後は、ワークブースやミーティングユニットなどの大型家具・高重量什器を設置しても沈みやたわみは見られません。
鋼製束による高剛性構造が、安定した床性能を支えています。

鋼製束を用いた置床工法のメリットまとめ
・高耐荷重であること
・高さ調整の自由度があること
・床下空間の有効活用ができること
鋼製束を用いた置床工法は高機能な床構造です。
特に、段差解消+配線配管スペースの確保を同時に実現したいリノベーション現場に最適です。

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一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。





