近年、多様な働き方に対応するために注目されているのが ABW(Activity Based Working) というオフィス設計の考え方です。
ABWとは「仕事内容に合わせて働く場所を自由に選ぶ」働き方で、
集中・コミュニケーション・休憩・打合せなど活動内容に応じて最適な空間を活用することで、生産性と創造性を高めることを目的としています。
例えば、集中したいときは静かな個室や専用ブース、アイデアを出したいときはラウンジやカフェのようなオープンなスペースなど、社員一人ひとりがその時の業務に合った場所を選ぶことで、より快適で効率的な働き方が可能になります。
そのABWの浸透にともなって、窓際の造作カウンターを設置する企業さんが増加しているように感じます。
過去に書いたぺリカウンターの有効活用もその一環でした。
https://test.arrowers.co.jp/wp/interior-work/peri-counter
さて、今回は同じカウンターでもオーダーメイドで一からつくる造作家具でABWを実現した事例となります。

■設計のポイント
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シンプルで上質なグレー天板
空間に自然に溶け込む落ち着いたカラーを採用し、オフィス全体の雰囲気を損なわずにデザイン性を高めています。 -
快適さを確保したサイズ感
奥行きを抑えながらも、しっかり肘を掛けられる寸法とし、作業や休憩の際もゆったり過ごせます。

■造作ならではの工夫
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自由に配置できるコンセント
利用シーンに合わせてコンセント位置を柔軟に設計。ノートPCやスマホの充電がしやすい仕様です。 -
配線が見えない内部構造
カウンター内部に配線スペースを確保し、ケーブル類が露出せずスッキリした見た目を実現。 -
現場寸法に合わせた製作
柱や壁際との納まりを現地に合わせて調整し、既製品では難しい綺麗な仕上がりを可能にしました。

■ABWを実現する窓際カウンターの活用
自然光を取り込みながら作業できる快適なカウンタースペースは、ABWが提唱する「業務に合わせた自由な働き方」を支える理想的な場所です。
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執務エリアの補助席として:集中作業や気分転換に
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リフレッシュスペースとして:コーヒーを片手にリラックス
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簡単な打合せスペースとして:少人数でのミーティングにも
既製品では難しいサイズ調整やコンセント配置も、造作家具なら柔軟に対応可能です。
オフィスのレイアウトや働き方に合わせて家具を計画することで、ABWの考え方を取り入れた生産性と快適性を両立するオフィスづくりが実現します。
ぜひお気軽にご相談ください。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。





