オフィスや店舗の移転でテナントを返す時、原状回復費用が予想より高かったという印象を持つ方は多いのではないでしょうか。
その経験を踏まえて「次こそは新規入居の段階から原状回復を抑えたプランを考える」ことは、オフィスのトータルコストの計画で重要なポイントです。
しかし一方で、「執務空間と会議室を柔軟に分けたい」「集中スペースを確保したい」などの理由から間仕切設置を希望される方も多くいらっしゃいます。
今回は、そんなご要望に応える可動式間仕切『プレイス』の施工事例をご紹介いたします。
◆ 施工背景:ビス打ちは天井のみ可能なテナント
今回ご相談いただいたのは、あるオフィステナントのお客様。
入居されているビルの規定により、施工でビス打ちが可能なのは天井のみという制限がありました。
そんな中でもお客様からは、以下のようなご希望が。
空間を区画分けするため、間仕切を設置したい
必要に応じて開放し、広く使えるようにしたい
防災・空調にも配慮した設計を希望
このような難易度の高い条件に対し、当社がご提案したのがプレイスという可動式間仕切です。
◆ 施工方法と完成までの流れ
① 天井にビス打ちでフレームを固定
② 床のレールは両面テープで固定

③ パネルをはめ込み、完成!
最大の特長は、床や壁にビス打ち不要であること。
天井のみに施工を行いながら、しっかりとした間仕切を実現できます。
◆ 希望を叶える工夫:開放も可能なパネル設計
今回使用したプレイスは、パネルの後ろに他のパネルを収納できる構造。
使わないときはスッキリと開放でき、会議やイベント時に広々とした空間を作ることが可能です。
◆ 防災・空調への配慮も万全
間仕切が天井まで届く場合、スプリンクラーや空調の妨げになるという問題があります。
今回の現場でも「空調や防災設備に影響を与えたくない」というご要望がありました。
プレイスはパネルを一部抜くことで、基準値以上の開口を確保可能。
設備面にも配慮した、理想的な間仕切を実現できました。
◆ 原状回復・費用面でも安心
このプレイスを採用することで、下記のようなメリットが得られました。
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追加の防災・空調工事が不要
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原状回復は天井補修のみ
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空間の可変性が高く、使い勝手も◎
コストも施工期間も最小限に抑えながら、すべての要望に応える内装工事となりました。
◆ デザインのバリエーションも豊富
今回は木目調のパネルを使用しましたが、以下のようなデザイン展開が可能です。
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ホワイト、ブラックなどの単色
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透明またはすりガラス風
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オフィスの印象に合わせたカスタムカラー など
オフィスのイメージに合ったご提案をさせていただきます。
※プレイスの仕様により、床へのビス打ちが必要な場合もございます。事前にご相談ください。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。





